ESG

コーポレートガバナンス

経営実績と税務ガバナンス

経営実績
ポストコロナ時代は、世界的な労働力不足、経済的不安による開園日の延期や、大量の観光客の受け入れに多忙なテーマパーク運営者など。様々な要因が重なり、当社の世界における工事進捗は鈍化していました。しかし、研究開発チームは 2023 年も大量な資源を投入し、製品の研究開発能力を向上させることで、革新的技術によりお客様の多様なニーズに応えるさまざまなアトラクション機器を開発し、あらゆる面を考慮した製品サービスをお客様に提供しました。当社は、床面積が小さい新しい回転式フライングシアターの「o-Ride」、トップクラスのレーシングシミュレータ、面白さを堪能できるスピードボート、空中で戦闘する VR コックピットなどの中小型体感アトラクション機器を発売したほか、国内メーカーと協力して製造した LED ドーム型スクリーン開発しました。今後もメタバースにおける没入型体験の展開を続け、全面的に市場を拡大するとともに、ブランドのリーダー的地位を固めます。

当社は、ハードウェア機器の研究開発に注力するほか、エンターテインメント市場におけるデジタルコンテンツの大規模な入れ替えの需要が高まっていることから、2023 年にはソフトウェアの開発に積極的に資源を投入し、デジタルメディアデータベースの充実に努めていました。フライングシアター映像市場に向けて高品質のコンテンツを提供し、映像ライセンスのテーマを拡充することで、お客様側の高額な映像制作費の問題を解決します。 さらに、当社のアニメーションチームは、高効率なリアルタイムコンピューティングゲームエンジンの採用により、映像コンテンツの制作コストの削減、映像データベースの拡張効率の向上を実現し、お客様へのライセンスまでのリードタイムを加速させました。当社はソフトウェアとハードウェアを融合させることを、長期的な収益戦略としています。

また、上記の多様なビジネスモデルに加え、当社が世界経済の不確実性、為替レート、金利の変動が会社の財務業績に及ぼす影響に対応するには、世界情勢を注視し、リスクを評価・管理し続けることが重要と考えています。当社は 2023 年も適切なリスクマネジメントのもと為替ヘッジとナチュラルヘッジに取り組み、金利や為替レートの更なる強化を図りました。





税務ガバナンス
当社の税務ガバナンス及び移転価格ポリシーの原則は、台湾の所得税法及び「営利事業所得税に係る通常の処理に適合しない移転価格審査準則」に基づいています。関係企業間の取引は、通常取引を原則とし、経済協力開発機構(OECD)が発表した移転価格ガイドラインに従い、租税回避を目的とするのではなく、低課税地域を利用したタックス・プランニングを行います。

当社は、主に台湾及びアジア地域で、各国の税法の規定を遵守しながら事業を展開、拡大し、考えうる税務リスクを評価しています。税務ガバナンスにおけるリスクを管理しながら、税務ガバナンスの国際的な動向に積極的に対応し、政府が実施する税制優遇措置を支持し、企業市民の義務である誠実な納税を履行することで、企業の持続可能な開発を実践し、株主価値を高めます。



当社は、取締役会を税務リスクマネジメント体制の最高意思決定機関とします。このほか、財務会計センターを税務ガバナンスの責任部門とし、税務方針の 5 原則に従って各税務業務を行っていきます。 また定期的に税務管理の実施状況を確認し、半年ごとに取締役会で税務管理の状況を報告します。